かぞくわり上映会再開
九州での上映会決定!
7月19日(日)福岡市美術館
7月27日(月)くまもと森都心プラザ
2019年1月19日(土)より、有楽町スバル座、TOHOシネマズ橿原
名演小劇場、ほか全国順次ロードショー
陽月 華
石井 由多加佃井 皆美木下 彩音松村 武
星能 豊今出 舞小日向 えり関口 まなと雷門 福三国木田 かっぱ
竹下 景子小日向 文世
脚本・監督:塩崎 祥平
主題歌:花*花「額縁」(Ten point Lable)
古都、奈良に伝わる伝説
千年の時を経て、奇跡を起こす
民俗学者・折口信夫の「死者の書」から着想を得た本作は、日本最古の古都・奈良を舞台に崩壊した家族の行く末をユーモラスなタッチで描き、今日の日本において”守るべきもの”という普遍的なテーマに向き合った意欲作。主人公の香奈を演じるのは、元宝塚歌劇団宙組でトップ娘役を務め、退団後は『駆込み女と駆出し男』『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』等に出演し、2019年には『二階堂家物語』『あの日のオルガン』が公開待機している大注目女優・陽月華。さらに『アウトレイジ』シリーズ・『サバイバルファミリー』の小日向文世、『男はつらいよ』シリーズ・『聖の青春』の竹下景子といった名優コンビが香奈の両親役で脇を固めている。監督は、地元・奈良で精力的に映画製作活動をしており、前作『茜色の約束』で関西の動員2万人以上というヒットを飛ばした新鋭・塩崎祥平。
日本の割れた家族はどこへいく
堂下香奈、38歳。画家になる夢を挫折し、両親の元で無気力な生活を送っていた。だが、妹の暁美と娘の樹月が家に住み着き、香奈を軽蔑したことで堂下家の生活が一変する。家に居づらくなった香奈は神秘的な男性と出会い、ふたたび絵を描くようになった。絵に没頭するようになり、香奈が内に秘めていた魂が目覚める時、家族、そして奈良の街に危機が降り掛かる——。
「死者の書」
釈迢空(折口信夫)による幻想小説。現在の奈良県葛城市にある古刹・当麻寺に伝わる当麻曼荼羅縁起・中将姫伝説に想を得て書かれた。平城京の都が栄えている頃を舞台に、中将姫と非業の死を遂げた大津皇子の亡霊の邂逅を描いた作品。初出は1939年(昭和14年)に『日本評論』1月・2月・3月号にそれぞれ「死者の書」「死者の書(正篇)」「死者の書(終篇)」として掲載される。1943年(昭和18年)9月には青磁社から雑誌掲載分を各章の入れ替え・増補校訂した単行本『死者の書』として出版された。現行版(文庫)は、青磁社本を底本とした中公文庫(改訂版1999年)、岩波文庫(2010年)、角川ソフィア文庫(2017年)。
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清治(大津皇子)
石井 由多加
1985年生まれ、群馬県出身。舞台「TEN COUNT~春の章~」(07)以降、ドラマ、舞台、バラエティー等で活躍。「就活家族」(17/EX)、舞台「BROTHERS CONFLICT」(15/伊勢直弘演出)、「人狼TLPT」(14~/吉谷光太郎演出)など人気の作品にも出演している。
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松村 暁美
佃井 皆美
1987年生まれ、埼玉県出身。アクションを得意とし、特撮ドラマや舞台、映画など幅広く活躍中。主な出演作に映画『芸者VS忍者』主演(08/小原剛監督)、『劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック』(13/坂本浩一監督)、『劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー対決戦!黄金の果実争奪杯!』(14/金田治監督)、『破壊拳ポリマー』(17/坂本浩一監督)等。舞台「デルフィニア戦記~第一章~」ヒロイン、「炎の蜃気楼 昭和篇」シリーズ、EX「仮面ライダー鎧武」(13-14)湊耀子・仮面ライダーマリカ役、NHK「4号警備」(17)などがある。
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松村 樹月
木下 彩音
2000年生まれ、京都府出身。2015年、第40回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリに輝きデビューを果たす。以降、CM「Yahoo!ニュースアプリ」、「永谷園・朝のおひさま茶づけ編」、「ナチュラリ」web広告等に出演。CX「シグナル 長期未解決事件捜査班」(18)で女優デビューし話題を集める。2018年9月から「ウルトラマンR/B」(TX)にレギュラー出演し、さらに人気急上昇中。
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役行者
松村 武
1970年生まれ、奈良県出身。早稲田大学卒業後、劇団カムカムミニキーナを立ち上げ、主宰として作・演出を多数手がける。俳優としてもNODA・MAP『ロープ』(06)、KAKUTA「痕跡」(15)、阿佐ヶ谷スパイダース「はたらくおとこ」(16)、ラッパ屋「父の黒歴史」(18)、「半神」(18)など、話題の舞台に数多く出演。映画出演は『茜色の約束―サンバDO金魚―』(12/塩崎祥平監督)など。
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栄
今出 舞
1993年生まれ、大阪府出身。元SKE48。舞台では「透明少女」(16)「君死ニタマフ事ナカレ 零」(16)、「Battle Butler」(17)、「サトラレ」(18)で主演を務める傍ら、映像作品においても、初主演映画「にっちもさっちも」(15/塩崎祥平監督)をはじめ、森山未來主演連続ドラマ「煙霞−Gold Rush−」(15/WOWOW)に出演。
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川島皇子
関口 まなと
1986年生まれ、東京都出身。15歳から単身で渡英し、ロンドン大学心理学科を卒業後、現地の俳優養成大学で演劇を学ぶ。2011年に米映画『47RONIN』(カール・リンシュ監督)で映画デビュー。国内外の映画や舞台に出演する一方、英語ニュースメディアに記事を執筆する等、多彩な趣味を活かして幅広く活躍中。2018年にはドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS)に新メンバーとして参加したことで注目を集めた。
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堂下 松子
竹下 景子
1953年生まれ、愛知県出身。NHK「中学生群像」(69〜72)出演を経て、1973年のNHK銀河テレビ小説「波の塔」で本格的に女優デビューを果たす。映画『男はつらいよ』(69〜96/山田洋次監督)シリーズで3度マドンナ役を演じて大注目を集め、『学校』(93/山田洋次監督)で第17回アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。以降映画、ドラマ、舞台と多方面で活躍。主な映画出演作に『ブルークリスマス』(78/岡本喜八監督)、『あひるのうたがきこえてくるよ』(93/椎名誠監督)、『借りぐらしのアリエッティ』(10/米林宏昌監督)、『コクリコ坂から』(11/宮崎吾朗監督)、『風立ちぬ』(13/宮崎駿監督)、『ゆずり葉の頃』(15/中みね子監督)、『聖の青春』(16/森義隆監督)、『花戦さ』(17/篠原哲雄監督)、『一人の息子』(18/谷健二監督)等。
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堂下 健一郎
小日向 文世
1954年生まれ、北海道出身。オンシアター自由劇場で19年間中核的存在として活躍。解散後は映像にも活動の場を広げ、現在に至る。2011年の舞台「国民の映画」(三谷幸喜作・演出)では、第19回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞。2012年公開の映画『アウトレイジ ビヨンド』(北野武監督)では、第86回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞を受賞。近作として、『サバイバルファミリー』(17/主演・矢口史靖監督)、『ミックス』(17/石川淳一監督)、『鋼の錬金術師』(17/曽利文彦監督)、『祈りの幕が下りる時』(18/福澤克雄監督)、2019年『マスカレード・ホテル』(鈴木雅之監督)、『そらのレストラン』(深川栄洋監督)がある。
MUSIC
主題歌「額縁」
花*花
2000年7月 ワーナーミュージックジャパンより「あ〜よかった-setagaya mix-」でメジャーデビュー。同年末「第51回NHK紅白歌合戦」に当時は異例のスピードで出場が決定。その後「さよなら大好きな人」等シングル7枚、アルバム7枚をリリース。全国各地でライブ・レギュラーラジオなどで活躍する。2003年活動を休止。2009年3月 花*花誕生10周年を機に再始動を発表。大阪・神戸・東京にて10周年記念ツアーを開催。2015年8月7日(はなの日)、デビュー15周年を記念して原点回帰をコンセプトにしたアルバム「アンダーウェア」をリリース。同年12月に15周年記念ツアーファイナルを開催した。両者が歌を創り、ピアノを弾き歌うというスタイルで幅広い層から共感されている。
DIRECTOR
監督・脚本
塩崎 祥平
奈良県出身。高校を卒業後、渡米。カリフォルニア・サンノゼ州立大学にて映画制作とメディアを学ぶ。2004年に帰国し百米映画社入社。外国人キャストを起用した映画「明日への遺言」(08/小泉堯史監督)、「私は貝になりたい」(08/福澤克雄監督)、「サイドウェイズ」(09/チェリン・グラック監督)、「レオニー」(10/松井久子監督)などで演出助手、通訳として参加。2005年から人形アニメーション作家川本喜八郎氏に師事。同氏の遺作となった人形アニメーション映画「死者の書」(06)では海外セールスを担当する。2007年3月、初監督短編作品「おとうさんのたばこ」を発表。プロデューサーとしてジョン・ウィリアムズ監督の「佐渡テンペスト」(12)、「審判」(18)を製作。地域における映画製作に注目し、2012年、出身地である大和郡山市で伝統産業の金魚を題材にしたファンタジー映画「茜色の約束」を長編初監督。